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「動線」のつぎは「視線」です


まず どこからなにが見えるか 意識しましょう

広く見えてなるべく生活感を感じさせないインテリアをつくるためには「視線計画」を立てる
必要があります

そしてインテリアの広がりをつくるポイントは”視線のぬけ”です

たとえば目の前に障害物があれば、そこで視線はとぎれてしまいますよね
だけど逆にそれをうまく使って空間を整理することもできます

大きな掃きだし窓があれば、窓の外の広がりに目が届くようにすれば、部屋がせまくても
広々とした開放感が味わえます

廊下の突き当たりの壁や、玄関、LDのちょっとした壁に大きめの鏡などをとりつけて奥行き感
を出すのも アリですね

つまり視線を意識したレイアウトを心がけると居心地のいい空間に一歩近づけます


下はLDKの場合をイラストをつかって説明したものです







プラン 1 )

キッチンからLDの様子は見えるが
ソファからDKは見えない

連続した空間でありながらダイニング
リビングでお互いの視線を意識せず
過ごせます

来客が多いお宅やデッキなど屋外に
視線を向けたいお宅に最適です


























プラン 2)

キッチン→LD、LD→キッチンと、互い
に視線や対話ができます

リビングが見渡せるため子供がちいさい
お宅に最適です

ソファからDKがみえるため来客には雑然
とした印象をあたえることもありますね



























プラン 3 )

上2つの折衷プラン
ソファに座り正面をむいていればDK
の様子はさほどわからずDKを見るこ
ともできます

ソファを壁づけにしたので空間が有効
に使え、視線もデッキいや庭にも届く
ため広がりを感じられます























DKの場合 テ−ブルから流し台が丸見えで落ち着かないっていうことがありますね

その場合 テ−ブルの向きを変えてみたり、間仕切りカウンタ−でしきったりしたら
いかがでしょうか カウンタ−を置くスペ−スがない場合、食事の時だけロ−ルスクリ−ン
を下ろすなんて方法もあります


「視線計画」で家の中はバッチリになったはずなのに なんか落ち着かないって場合

見落としがちなのが「生活する場所」からみえる外の景色なんです

「目線」 の外も意識しましょう


あなたの「くつろぐ場所」から何がみえますか?

学校や仕事から返った時、玄関のさきに何がありますか?

ベッドに横になったときその先に何が見えますか?

勉強しようと机にむかったとき目の前には何がありますか?

テ−ブルの前からは・・・・


その時々、それらの場所から見えるものをちょっとだけ意識してください


それが 自分にとって目障りでなければ別にいいんですがもうすこし先の見せるレイアウト
をしたければ、生活臭のあるものなどが互いに干渉しない程度に「片づけて」みてください

「そんなの とっても無理」って時は たとえばスクリ−ンにするとかグリ−ンを置くとかして

目線をさえぎる工夫をしてみてください

ちょっとだけでいいから意識しましょう


きっと もっと居心地のいい空間になりますよ
 
interior/インテリア
視線を意識  「視線計画」
interior/インテリア
家具配置はじめの一歩
家具レイアウト(配置)の基本は動線から

快適で機能的な生活空間をつくるため「動線計画」は基本中の基本

はじめに 動線 ありきと 憶えてくださいね

あなたの行動パタ−ンをおもいうかべて、リビングから廊下やキッチンへ
また掃きだし窓からデッキへでる などいつも動くパタ−ンに家具がジャマ
しないように配置を考えてくださいね


よく聞くことばに
「うちは狭いからしょうがない」 なんてありますけど

大抵の場合家具のレイアウト(配置)をかえるだけでおどろくほど快適な空間
にかわってしまいますよ

”限られたスペ−スを快適で機能的な空間に変身させるテクニック”
 
これが 家具配置最適化計画のテ−マです



まず”動線”ってきいたことありますか?

入り口からLDに入って、キッチンの勝手口から外へ出る。

このように人が移動する軌跡を動線といいます。


直線ならたったの1秒で行けるのに、家具と家具のあいだを迷路の

ように迂回するとあちこちぶつかったり時間も余分にかかります。

だから 家具を配置するときはスム−ズに動けるように動線を

考えることからはじめてください。


人が動くためには”通路”が必要です 


アタリマエなことを言うな って声がきこえてきそうですね

そのあたりまえの基本を少しだけお伝えします

平均的な人の肩幅は約50p
左右に多少余裕がいるので
前を向いて歩くのに必要なスペ−スは55〜60p

二人がすれ違う場合は110〜120p

リビングなど人が集まる部屋ではとくにゆとりをもたせた計画を

逆にせまい部屋ではすべての通路に余裕をもたせるのは不可能
たまにしか通らないところは多少窮屈でもしょうがないと
割り切ることも必要です


ただしこれはあくまでも基本のおはなし

人につたえる場合”数字”はとても便利なので何センチと書きましたが
目安として知っておいたほうがいい という程度のものです

普通はこう、平均はこのくらいなんてインテリアや家具を考えるとき
ほとんどなんの意味もありません

ほかの家庭がどうだなんて関係ないですよね
数字がひとりあるきして、そんなものにしばられると違和感だけのこってちっとも
心地良くありません


インテリアはそれぞれ個人のもの、
部屋での過ごし方、使い方、 もうさまざま

10人いれば10人の、100人いれば100人のパタ−ンがあるでしょう

一番大切なのは

”あなた”がどんなふうに暮らしたいのか

というところからスタ−トしてください

インテリアを考えるとき主役はいつも あなた です

ただその場合基本を知っていると余計な回り道をしなくてすみます

家具を配置する基本テクニックとしてもうひとつ

それは 部屋を実測して50分の一か20分の一の縮尺で平面図を作成するのです
模様替え程度にそこまでする必要があるのかといわれそうですが、これが案外
”おもしろい”のですよ 

何度でもつかえますし(部屋がかわらないかぎり)
そんなに時間もかかりませんし

家具もおなじ縮尺で厚紙などでつくり、パズルのように並べ替えて
紙のうえでああでもない、こうでもないとかんがえるのは
結構楽しめます

ただそこで注意しなければいけないことがあります
それは窓の高さ(腰窓など)や家具の高さに気をつけてください
そうしないと真っ暗なお部屋になってしまうかもしれません(笑)


最後に確認しますね

人が通るのに必要なスペ−ス

☆横向きに通る        45センチメ−トル

☆正面を向いて通る     55〜60センチメ−トル

☆二人がすれ違う       110〜120センチメ−トル

あたりまえですがそれぞれ多少の余裕が必要ですよ


このコ−ナ−では 家具レイアウト(配置)で

スペ−スをムダなく生かし、広くみせるテクニックを
お伝えしていきたいとかんがえています

 お役にたてればうれしいです  では
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